かつて武蔵国(むさしのくに)、江戸(えど)と呼ばれていた東京都は、1868年に日本の首都になりました。1603年に徳川家康が江戸幕府を開き、そこから江戸が日本の政治拠点になっていきます。元々京都府が日本の首都で、「東の京都」という意味で東京都という地名が付けられました。
東京都は一言で表現できない様々な面を持つ大都会なのです。ここには歴史的な社寺やレストラン、最先端の技術も次々と出てきます。そして、「ロスト・イン・トランスレーション」という洋画でスカーレット・ヨハンソンが渡った渋谷の交差点のようなガヤガヤしていて大勢の人が集まる街が沢山ある一方、田舎にいるかのような静寂で自然が溢れる町も沢山あります。
東京都には銀座や六本木といった高級でとてもお洒落なブランドが店を構える街があり、斬新な意匠(デザイン)の建物もあちらこちらに立っています。そのため、最先端の都会というイメージが強いものの、昔ながらの店が沢山残っていて、下町では昭和の日本をしっかりと味わえるのも魅力の1つです。東京都は、現代の日本と伝統的な日本が両方ある、とても独特な雰囲気が漂う大都会です。
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