著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2021年02月17日
住所:〒162-0067 東京都新宿区
富久町7−30
小泉八雲はギリシャ生まれのアイルランド育ちのイギリス人で、39歳という年齢で来日しました。明治時代(1868〜1912年)を生きたこの人物は、日本を転々と在住しながら自分の経験や日本に関する思いを書籍という形で書き記しました。現在の日本学者にも大きな影響を与えている小泉八雲が在住していた家の1軒は東京都新宿区にありました。その家はもう存在せず、現在は「成城学園」という中学校と高校学校がその地に建っています。
小泉八雲は、日本の近代化が急速に進歩していた明治時代に対する違和感を抱き、在住していたこの地でも、様々な思いをしながら生活をしていたに違いありません。当時の東京都は現在の東京都と変わらず、他の都道府県より変化が激しかったと想像できるので、この家では小泉八雲が沢山の執筆をしていたことでしょう。
成城学園の外に小泉八雲が在住していた家に関する説明が書かれている小さな看板が設置されています。小泉八雲はどういう経緯でその地に在住することになったのか書かれている上に、その周辺にある小泉八雲が好きだった「自證院」という寺に関する説明もあります。
成城学園の校内に「舊居跡(きゅうきょあと)」という記念碑が設置されていて、恐らく小泉八雲の家が建立されていた正確な位置です。残念ながら一般人は校内に立ち入り禁止なので、舊居跡の記念碑を近くまで行ってみることができません。