大谿山豪徳寺


著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2016年04月09日・
2019年01月19日・2022年05月21日
住所:〒154-0021 東京都世田谷区
豪徳寺2丁目24−7



大谿山豪徳寺(だいけいざんごうとくじ)は東京都世田谷区にある曹洞宗のです。元々は「弘徳院」という名前で建立され、世田谷城主だった吉良政忠の死没された伯母のために創建されました。当時、彦根(滋賀県)藩主である井伊家は弘徳院を江戸菩提寺と定めました。その後、万治2年(1659年)に「豪徳寺」と改称されました。2代藩主井伊直孝の法号だった「久昌院殿豪徳天英大居士」を基に名前変更が行われました。

日本に無数の「伝統工芸品」と呼ばれている歴史の深い玩具のような置物があります。その1つは「招き猫」と呼ばれていて、名前の通り、猫の形にした置物です。招き猫は必ずどちらかの手を上に上げています。左手を上げている場合は人(客)を招いていて、右手を上げている場合は金運(お金)を招いていると言われています。人と金運を両方招く両手を上げている招き猫もありますが、どちらかの手を上げている招き猫が一般的です。商売の時によく見掛ける置物で、店のレジの横に置かれている場合が多いです。

日本に招き猫の発祥地とされている社寺が何軒かあり、本当の発祥地はどこなのか定かではないものの、大谿山豪徳寺は招き猫の発祥地とされている寺の1軒です。江戸初期の物語ですが、彦根藩の藩主の井伊直孝がある日鷹狩りに出掛け、帰っている途中にある寺の門を通ると、1匹の猫が手招きしているかのように手を振りました。猫の方に近付いて寺に入ったところ、急に雷雨が降り出しました。たまたま1匹の猫が井伊直孝を寺の中に手招きしていたおかげで濡れなくて済みました。井伊直孝は招いてくれた猫に感謝し、後に、手を上げた猫を模した置物が作成されました。これが招き猫の始まりです。

大谿山豪徳寺の境内に無数の招き猫が置かれていて、他の社寺で中々見る機会のない可愛い雰囲気があります。写真映えのとてもいい寺なので、日本の伝統的な物に触れつつ他の人に見せたくなる素晴らしい写真を沢山撮れます。誰も楽しめる寺で、特に東京都の定番の観光地以外の場所が見たい人にオススメの場所です。







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豪徳寺のすぐ隣にある水戸藩士に暗殺された井伊直弼(いいなおすけ)の墓です。



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