かずら橋


著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2025年05月14日
住所:〒778-0102 徳島県三好市
西祖谷山村善徳162−2
入場料:大人(中学生以上)・550円・
(団体)500円|小学生・350円・(団体)320円
|幼児・無料



徳島県は自然豊かな所で、この自然を味わいながら様々な物を楽しめます。日本の伝統文化に身近に触れられる場所でもあるので、自然と文化が交わったスポットがあります。特に、日本三大秘境の1つである「祖谷」で非日常的な忘れられない体験ができます。

祖谷の非日常的な体験と言える物の1つは、祖谷川の上に架けられている「かずら橋」です。この大きな橋は、名前の通り、蔓(かずら)という植物を使用した橋です。正確には「シラクチカズラ」という植物が使用されています。約6トンの重さで、縄のように編んで橋が建てられています。長さは45mで、幅は2mの橋です。経年劣化を防ぐために、かずら橋は3年に1回程度架け替えられています。

現在は多くの観光客が訪れる四国地方の観光名所ですが、かずら橋は元々深山渓谷地帯の唯一の通り道でした。諸説はありますが、平家合戦(1180〜1185年)で敗北した落人が建てたと言われています。追っ手から逃げられるように切り落とせる蔓にしました。大切な通り道だったこのかずら橋は、敵の利用を簡単に防げる作りです。昔の日本人の知恵が詰まった凄い物です。

上記の通り、かずら橋は祖谷川の上にあり、約14mほど離れた位置に架けられています。渡るのが怖いと感じる人もいるでしょうが、橋からは祖谷川や祖谷の独特な地形が一望できます。正に絶景スポットで、写真スポットとしてもおすすめです。毎晩19時から21時半にかけてライトアップが行われ、この時間帯には幻想的に見えてくる祖谷の景色を眺めながらかずら橋を渡るのも楽しいです。日本の文化や歴史に興味のある人は勿論、写真撮影が趣味という人も1回は訪れてほしいスポットです。

実は祖谷のかずら橋は、この1カ所だけではありません。この橋を含め、祖谷には橋が3カ所あります。ここのかずら橋以外に「奥祖谷二重かずら橋」と「野猿」と呼ばれている橋が祖谷の山奥にあります。この2カ所の橋は、かずら橋ほど知られていないようですが、かずら橋巡りをするのも特別な経験になるでしょう。

かずら橋は、国の重要有形民俗文化財として指定されています。近くにいると意外に長く見られ、迫力があります。日本はとても奇麗な国だと改めて気が付かせてくれる観光スポットでもあります。交通機関でも訪れやすい場所で、歴史的な体験でもあるかずら橋は、徳島県にいる時には訪れてほしいおすすめの場所です。





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