著者:リチャード・パーキンス
撮影日:2020年12月29日
住所:〒606-8341 京都府京都市
左京区岡崎西天王町97
入場料:600円
「平安神宮神苑」は京都府京都市の「平安神宮」という明治28年(1895年)に作庭された日本庭園です。平安遷都1100年を記念にした神社の横にあります。7代目小川治兵衛の造園家による庭園で、役20年をかけて完成しました。入場料は600円かかりますが、とても綺麗に管理されているおすすめの日本庭園です。
平安神宮神苑は東・中・西・南という4つの庭で構成されていて、平安神宮の社殿を取り囲んでいます。約33,000平方メートルという広大な池泉回遊式の庭園です。4つの庭の主な特徴は下記の通りです。
東神苑
東神苑の中心は「栖鳳池」(せいほういけ)です。明治時代の末期から大正時代にかけて追加された庭で、大正2年(1913年)に京都御所から移築された「泰平閣(たいへいかく)」が池の上に架けられています。
中神苑
中神苑は「蒼龍池(そうりゅういけ)」という池が中心です。5月上旬にこの庭で咲く杜若(カキツバタ)の紫色の花が有名です。また、蒼龍池に浮かんでいるかのように見える臥龍橋(がりゅうきょう)という飛び石は平安神宮神苑全体の象徴的な存在です。
西神苑
西神苑と呼ばれている庭は「白虎池(びゃっこいけ)」を中心とした造園で、初夏に咲く花菖蒲(ハナショウブ)の名所でもあります。
南神苑
南神苑という庭は別称で「平安の苑」とも呼ばれていて、美しく咲く枝垂れ桜で知られています。平安時代の書籍に書き記された植物を基にした造園です。
豆知識ですが、洋画の「ロスト・イン・トランスレーション」という日本で撮影され、いくつかの賞を取ったこの映画に米国人女優のスカーレットヨハンソンが平安神宮神苑にある臥龍橋を渡る映像が流れます。